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「天竜川架橋について」
昭和8年頃の天竜川に架かる木橋です。
後ろは、昭和8年6月に完成した中ノ町–小立野間912mの国道鉄橋「天竜川橋」です。
江戸時代の天竜川のようす
安藤広重「東海道五十三次」濱松・冬枯れの図です。
天竜川の渡河と天竜橋 天竜川左岸に位置する池田は、古くから天竜川とかかわってきました。中世には東海 道の宿として、江戸時代には天竜川の渡船として重要な役割を担いました。江戸時代 の池田は渡船を待つ川越の旅人で賑わい、茶屋や旅籠などがありました。明治になり 幕府の禁制もなくなり、池田まで迂回していた渡河地点も池田から源平新田に改めら れ、天竜川には木橋がかけられるようになりました。
明治元年(1868)10 月 明治天皇 船橋を渡る。
明治 4 年 渡河地点を池田村から源平新田に変更
明治 7 年 2 月 17 日 船橋完成
明治 9 年 9 月 13 日 大洪水により船橋流失
明治 11 年 3 月 木橋完成(天竜橋)
井通村源兵衛新田~中ノ町村中ノ町間
「天竜川橋」
昭和 8 年 6 月 国道鉄橋「天竜川橋」完成
小立野-中ノ町間
その後、国道1号は昭和40年に「新天竜川橋」が架けられ、
「新天竜川橋」
1965年(昭和40年)8月 - 完成。
1974年(昭和48年)4月 - 2車線から4車線へ拡幅。
さらに交通量が増し、
「新新天竜川橋」
渋滞解消の必要から、新たに「新新天竜川橋」が建設されました。
橋長:912 m
路線名:国道1号(浜松バイパス)
車線数:4車線(新新天竜川橋を含めると合計8車線となる)
2006年(平成18年)10月8日 - 新新天竜川橋供用開始、下りが路線変更により閉鎖。
2006年(平成18年)11月12日 - 午前5時より上りが新新天竜川橋へ路線変更。以降耐震補強工事と改修工事のため閉鎖。
2008年(平成20年)2月18日 - 午前5時より上り2車線のみで再開通。(工事は4車線供用開始まで継続)
2008年(平成20年)3月24日 - 午前3時より上り専用として4車線供用開始。
明治時代の天竜川架橋
天竜橋 明治 11 年 幅 14 尺(4.2m)長さ 646 間(1,163m)
豊田橋 明治 16 年 匂坂中村-末島村(豊西町)明治 29 年廃止
池田橋 明治 16 年 池田村-中ノ町村富田間 昭和 8 年廃止
掛塚橋 明治 39 年 掛塚町-芋瀬村(河輪町)
現在、天竜川に架かる橋(下流域)
①鹿島橋 昭和 12 年 天竜区鹿島―天竜区鹿島間(国道 152 号、国道 362 号)220m
②天竜川橋梁 昭和 15 年竣工 天竜区鹿島―天竜区鹿島間(天竜浜名湖線)
③飛龍大橋 平成 13 年 浜北区上島―天竜区二俣町間(国道 152 号)1100m
④天竜川橋 浜北区中瀬―磐田市合代島間(仮称、新東名高速道路)1580m
⑤浜北大橋 昭和 45 年 浜北区永島―磐田市三家間(県道 浜北袋井線)1000m
⑥かささぎ大橋 平成 9 年 浜松市豊西町―磐田市匂坂中間(県道 浜松袋井線)1500m
⑦天竜川橋 昭和 43 年竣工 浜松市白鳥町―磐田市東名間(東名高速道路)
⑧新新天竜川橋 平成 18 年 浜松市中野町―磐田市小立野間(国道 1 号)912m
⑨新天竜川橋 昭和 40 年 浜松市中野町―磐田市小立野間(国道 1 号)912m
⑩天竜川橋 昭和 8 年 浜松市中野町―磐田市小立野間(県道 磐田細江線)919m
⑪天竜川鉄橋 昭和 42 年竣工 浜松市木材町―磐田市森本間(東海道本線)
⑫天竜川鉄橋 昭和 38 年竣工 浜松市鶴見町―磐田市竜洋中島間(東海道新幹線)
⑬掛塚橋 昭和 30 年 浜松市河輪町―磐田市掛塚間
(国道 150 号、県道 舞阪竜洋線)900m
⑭遠州大橋 平成元年 浜松市三新町―磐田市掛塚間(国道 150 号、掛塚バイパス)1200m