2015年12月07日

次なる ハイパーカミオカンデ計画について

Dreams2015

「次なる ハイパーカミオカンデ計画」

日本から、大村智教授、梶田隆章教授の二人もストックホルム入りし、「ノーベルウィーク」が始まりました。

ちょうど浜松市でも、今回、梶田教授のノーベル賞受賞に寄与したスーパーカミオカンデを構成する「光電子増倍管」についての講座が始まりました。



第1回は、浜松市立蜆塚中学校でした。

これについては、先日のブログでどうぞ。
http://iidasueo.hamazo.tv/e6496395.html

講師はもちろん製作した「浜松ホトニクス」からです。

浜松ホトニクス㈱はこれまでのカミオカンデ計画、スーパーカミオカンデ計画とこれまで少なくとも4回のノーベル賞受賞に貢献しているそうです。
(関連記事 : ノーベル賞を支える 浜松ホトニクス)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151208-00000003-bloom_st-bus_all

そして光電子増倍管は、こんな感じです。



20インチ、約50cmの超高感度光センサーです。




スーパーカミオカンデ計画では、内部を純粋で満たした巨大な水槽で素粒子ニュートリノを検出し、ニュートリノの振動から「質量の存在」が証明されました。

直径:約40m 高さ:約42m 水量:50,000t
20インチ光電子増倍管 11,200本



また、これからさらに研究を進めるため、「 ハイパーカミオカンデ計画」なる計画へと進めていくようです。

50万tのタンク2本の100万t相当のタンクがつくられます。



それは、単純にスーパーカミオカンデ計画の約25倍のものになるとのことです。

幅:48m 高さ:54m×2本  水量:100万t 

※謎の素粒子ニュートリノ検出には、水が重要な役割を担います。

すべての物質も容易に通り抜けてしまうニュートリノの(たまにとのことですが、)水の分子にぶつかった時、わずかな光を発生させることがあるようで、その微弱な光を検出するのが光電子増倍管です。 
ニュートリノがぶつかる可能性は水の量が多ければ多いほど、可能性は上がります。
そこで、いっそう大きな「水のタンク」をつくっていくことがニュートリノ研究が進められることになります。



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