静岡県議会議員 飯田すえお の徒然なるままに

Dreams2021
「少子化加速！２０２１年の出生数７５万人⁈」
　新型コロナウイルス感染症の影響が、わが国の懸案である少子化をさらに加速させる勢いであることが伝えられました。

１）出生数
　２０１６年　９７万６９７９人（初めて１００万人割れ）
　２０１７年　９２万１０００人
　２０１８年　９１．８万人　　
　２０１９年　８６．５万人　（９０万人割れの推計より２年早く）　
　２０２０年　８４．８万人　（推計値）
　２０２１年　７５万人台　　（予想）


　これまでも１９７４年以来続く出生数減少の流れに歯止めはかかっていませんでした。
２０１６年には、統計を取り始めた１８９９年以降初めて１００万人を割り込みました。
２０１９年には元号が変わることによる雰囲気から大幅減少にはいったん歯止めとなりました。しかし、コロナ禍の影響により減少傾向にさらに拍車がかかる兆候がでてきました。

２）２０２０年コロナ禍の月別妊娠届け数


　月別妊娠数の推移をみると、コロナ禍にあった２０２０年は２０１８年、２０１９年と比べ明らかに減少しています。
これはコロナの影響で、給与が大幅にカットされ、「給与カットがいつまで続くかわからない」と、将来への不安から３人目の出産を控えるなどと考えられています。
　また、「いまの時期に治療を勧められない（主治医）」と医療機関でさえも感染リスクから、「不妊治療を断念せざるを得ない（女性）」と不妊治療を中断する女性も増えています。
　いずれにしてもここにもコロナ感染拡大の影響が及んでいます。

３）わが国出生数の将来推計


　
４）２０２０年コロナ禍における月別婚姻数


　２０１９年、新しい元号令和となり、一時的に婚姻数は増加しましたが、
　昨年（２０２０年）は、国内にコロナ感染を防ぐ行動制限、「緊急事態宣言」発出などから婚姻数は減少しました。

５）今後は
　今後の見通しについては、経済エコノミストなどは「在宅勤務やオンライン授業などで人の交流が減り、結婚が減少するなどの影響が懸念される。新型コロナウイルス感染症が収束しても出生数が増加するかどうかわからない」と指摘されています。