2021年11月29日
ヤングケアラーってご存じですか?
Dreams2021
「ヤングケアラーってご存じですか?」
いま、問題化している「ヤングケアラー」
本来ならば大人が担うような家事や、病気や障害のある家族の介護、きょうだいの世話を日常的に行なう18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と言います。
ヤングケアラーは自由な時間が取れず同世代からの孤立を招き、学業や進路に影響を及ぼすばかりでなく、健全な心身の発育や人間関係の構築を阻むとされています。
ヤングケアラーの支援に向け、厚生労働省と文部科学省による初めての実態調査が行われました。
1)調査内容を伝える新聞記事
「世話をしている家族がいる」と回答した
中学生は、5.7%(約17人に1人)、
高校生は、4.1%(約24人に1人)いることがわかりました。
2)全国調査
中学生5.7%、高校生4.1%とは、クラスに1~2人いる計算となり、うち2~3割が父母を世話し、理由は身体障害が多く、厚労省の担当者は「予想以上に多い」との感想を持っています。
3)ヤングケアラーの問題点
ヤングケアラーは、本人に自覚がない場合が多く、誰に相談したらいいのかわからない、偏見を持たれたくないなどの理由から相談できない、相談しないことが多いこともわかっています。
ヤングケアラーは学業や進路への影響だけにとどまらず、同世代からの孤立を招くと指摘されています。
世話をする中高生の6割超が「誰にも相談したことがない」がなく、担当者は「問題が知られておらず、適切な支援につながっていない可能性がある」としています。
4)悩み切実・・・・授業中眠い、友達に相談できない・・
<調査に寄せられたヤングケアラーの声>
①睡眠時間が削られ、授業中眠くなったり、集中力が切れたりする。
②休校中は預かってくれる所がなく、別の兄弟と交代で世話をした。勉強ができなかった。
③今日一日どう過ごすかでいっぱい。支援施設をもっと増やし、お願いしやすい環境になってほしい。
④ヤングケアラーが世話をしている人を施設で預かり、学校に行けるようにする。
など。
4)静岡県の対応
ヤングケアラーについて、静岡県としても課題ととらえ、この9月補正予算にて、「ヤングケアラーの実態調査」を行うための予算を付けました。県内の状況については、調査結果がまとまり次第ご報告させていただきます。
「ヤングケアラーってご存じですか?」
いま、問題化している「ヤングケアラー」
本来ならば大人が担うような家事や、病気や障害のある家族の介護、きょうだいの世話を日常的に行なう18歳未満の子どもを「ヤングケアラー」と言います。
ヤングケアラーは自由な時間が取れず同世代からの孤立を招き、学業や進路に影響を及ぼすばかりでなく、健全な心身の発育や人間関係の構築を阻むとされています。
ヤングケアラーの支援に向け、厚生労働省と文部科学省による初めての実態調査が行われました。
1)調査内容を伝える新聞記事
「世話をしている家族がいる」と回答した
中学生は、5.7%(約17人に1人)、
高校生は、4.1%(約24人に1人)いることがわかりました。
2)全国調査
中学生5.7%、高校生4.1%とは、クラスに1~2人いる計算となり、うち2~3割が父母を世話し、理由は身体障害が多く、厚労省の担当者は「予想以上に多い」との感想を持っています。
3)ヤングケアラーの問題点
ヤングケアラーは、本人に自覚がない場合が多く、誰に相談したらいいのかわからない、偏見を持たれたくないなどの理由から相談できない、相談しないことが多いこともわかっています。
ヤングケアラーは学業や進路への影響だけにとどまらず、同世代からの孤立を招くと指摘されています。
世話をする中高生の6割超が「誰にも相談したことがない」がなく、担当者は「問題が知られておらず、適切な支援につながっていない可能性がある」としています。
4)悩み切実・・・・授業中眠い、友達に相談できない・・
<調査に寄せられたヤングケアラーの声>
①睡眠時間が削られ、授業中眠くなったり、集中力が切れたりする。
②休校中は預かってくれる所がなく、別の兄弟と交代で世話をした。勉強ができなかった。
③今日一日どう過ごすかでいっぱい。支援施設をもっと増やし、お願いしやすい環境になってほしい。
④ヤングケアラーが世話をしている人を施設で預かり、学校に行けるようにする。
など。
4)静岡県の対応
ヤングケアラーについて、静岡県としても課題ととらえ、この9月補正予算にて、「ヤングケアラーの実態調査」を行うための予算を付けました。県内の状況については、調査結果がまとまり次第ご報告させていただきます。
Posted by iidasueo at
12:21