2019年01月14日

第96回明善祭行われる。

Dreams 2019

「第96回明善祭行われる。」

1月14日は、浜松市の発展に欠かすことのできない、金原明善翁の命日にあたります。




菩提寺である東区天竜川町にある妙恩寺において、第96回目となる明善祭が行われました。




<金原明善翁>
金原明善は度々大洪水を引き起こしていた天竜川の治水事業に生涯をかけて取り組みました。
また、県議会議員として地域のために働くとともに、和田小学校の前身である安間学校を創立しました。

そのほか、玉城夫人の遺言により和田小学校・芳川小学校に寄付金を出すなど教育にも力を注ぎました。
こうした功績を残すために明善の生家がそのまま残され、多くの遺品が展示されています。



 明善翁は、江戸時代の末期から明治時代にかけて、私たちの郷土遠州の発展に基礎を築きました。

翁は天保3年(1832年)、この天竜川下流の遠江国長上群安間村(現東区安間町)に生まれました。

 幼い頃から、たび重なる天竜川の水害による惨禍を身をもって体験した翁は、天竜川水系の治水治山と開発こそ、この遠州の人たちのしあわせを高める唯一の道であると確信し、以来自分の資産のすべてを投じ、寝食を忘れてこの大事業を実行し、大正12年(1923年)、大きな業績を残して91歳の生涯を閉じました。

天竜奥地の大美林と天竜川護岸、そして浜名・磐田両用水による豊かな遠州の大穀倉地帯など、今日に見るこの姿は、翁および翁の意志によって設立された金原治山治水財団の功績と、関係市町村の努力に負うところが多大であります。

 ただ一筋に遠州を愛し、天竜川とともに生きた翁の尊い精神が、国営天竜川農業水利事業および国営三方原用水事業にも引き継がれて、今も脈々と生き続けております。




<明善の信条>

実を先にして名を後にす

行を先にして言を後にす

事業を重んじ身を軽んず







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